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【語りの梗概】
あのね、山に小屋を作って仕事をする人たちの所に、犬猫が来たんだってね。いたのは四人だったとか。そしたら、ほら、これは猫なんだから捕まえてね、焼いて、汁は四人とも飲んだが、肉を食べ始めようとするが、これだけ四人の中で、誰も猫を今までに食べてみた者はいないので、「お前、食べてみろ」「お前、食べてみろ」と言って初めに食べるものはいないんだよ、もう猫を食べるのなんて初めてだから、そこで、一人の者が、「では、まず、私から味をみよう」といって食べたらね、猫はおいしいからね、しばらくしたら、こいつ(食べた人)は猫を食ってしまってから、「マーウー、マーウー」したって。そして今度は、この猫の肉をくわえてね、これを持ってね、残りのものたちに、もう、「マーウー、マーウー」と鳴きながらかみついてね。(ほかの人たちは)「さあこれは、大変なことになった」と言って、「もうこれ(この人)は、猫になってしまった」と思いこんでね。残りのものたちは、すぐもう逃げだして、それで、(この人は)友だちが逃げだした間に、全部食ってしまっていたって。