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【語りの梗概】
原っぱで火が燃えて、やがてハブが焼け死にのうとしている時に、兄妹二人、次郎という男と、マカーという女が二人で棒に潮をかついで運んで来る時に、そのかついでいた潮で火を消してそのハブを助けたそうだ。すると、それからはハブを助けた次郎とマカー二人の子はハブにかまれなかったという話なんだ。それでそのハブ除けの呪文は、「潮汲み次郎、マカーの子孫だ、ジホージホー」と言うんだ。ジホーというのは坊主のことばなんだ。その呪文を言えばハブは人をかまないと言ってたなあ。