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【語りの梗概】
獣とよ、鳥類との喧嘩なんだよ、あれは。だからまず言うなれば、今日はけだものが勝ちそうだからよ、もう勝ちそうになったから、そのコウモリは、「獣の仲間、俺は獣だ」と言っていて、また今度は、次には鳥類が、鳥がほんとうに勝ちそうになったら、「俺は飛べるから、俺は鳥類だ」と言って。するとよ、ついにそいつらは両方とも、獣と鳥類が仲直りしたからよ、そのコウモリは獣の方にも、鳥の方にも入っているさあね。鳥類のかっこうしているからよ。両方が仲直りしたらよ。「こいつは、これは許すわけにはいかん」といってよ、そうして皆で歩かしてくれないので、昼は鳥も獣も歩かしてくれないので、コウモリは夜、その両方の目を逃れて夜歩くという話だろう。私たちは三年のとき、学校でそれを習ったよ。