沖縄伝承話データベース

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宜志富紹長さんの語り

恥うすい坂(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

その男は、女と二人である場所で待つことにしたが、男が来なくなって、その女はそこで死んだようだ。それで、すぐ道の側に死んでいるから、ある一人の通りがかりの人が、木の葉を落として、そこの、女の大切な所を隠してな。「死人の恥は隠せ」との言葉があるよな、沖縄の人には。それから、こういうことが例になって、ここを通る人は、木の枝を落としてね、ここに置かないと道に迷わされる、と話していたよ。「恥(はじ)蔽(う)すい」という話はね。だから、そこは相当遠くまでも、木の小枝はないという話なんだ。そこを通る人は皆、木の葉を置かないと迷わされるのだから。

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