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語り一覧

国頭村の猿長者の語り

山田節子さん(国頭村字半地)

山田節子さんは、1901年10月1日に生まれました。聞き手は、沖縄口承文芸調査団の遠藤庄治さんと渡慶次勲さん、1975年3月8日の記録です。

【しまくとぅば】

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【語りの梗概】

昔、正月には金持ちは豚を焼いてご馳走もたくさん作って楽しくするけど、貧乏者は金がないので火正月をしていた。この家に神様が来た。神様はお湯をたらいに入れて「ミジュビヤティン アンデーミソーレー」と言った。そして言われた通りそのお湯を浴びると白髪も皺もなくなった。

翌日、隣りの金持ちがこれを見てどうしたのかわけを聞くので、その理由を話してやると、翌日神様がまた現れたときに金持ちも若くしてくれと頼んだ。神様は「お前は若くしただけではすまないから、火をくっつけようね」と言って金持ちをアカマイザールにした。

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