沖縄伝承話データベース

語り一覧

国頭村の猿長者の語り

知花新光さん(国頭村字辺土名)

知花新光さんは、1895年3月20日に生まれました。カマトさんは、この話をお母さんから聞いたそうです。聞き手は、沖縄口承文芸調査団の遠藤庄治さんと宮里さん、1974年8月11日の記録です。

【しまくとぅば】

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【語りの梗概】

貧乏人と金持ちが隣り合わせに住んでいた。天から神様が降りてきて貧乏人に薬を与える。それを鍋に入れるとご馳走ができ、それを入れた湯を浴びると若返る。隣りの金持ちが来て「どうしたか」と聞くと理由を話す。金持ちは神様を追いかけて、自分も若くしてくれと頼む。その湯を浴びると猿になる。猿は家を出て行ったので家は貧乏人のものになる。すると猿がやってきて家を帰せと言う。神様は石を焼いておけと教える。猿は焼いた石の上に座り尻を焼いて赤くなる。これがアカマイザールである。なーうっさやいびーん(結句)

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