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国頭村の猿長者の語り

上原ミツさん(国頭村字安波)

上原ミツさんは、1904年11月15日に国頭村字安波で生まれました。聞き手は、沖縄口承文芸調査団の高杉さんと阿波根さん、1974年8月10日の記録です。

【しまくとぅば】

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【語りの梗概】

神様が貧乏人の家に宿をかしてくれと来る。貧乏人は「貧しくてもかまわないということなら」と泊める。神様は、貧乏人に鍋に水を入れて沸かさせる。それを浴びると貧乏人は若返る。

金持ちのところへ鍋を返しに行くとなぜ若返ったのか聞かれる。理由を話すと、金持ちは神様を呼び戻し教えの通りに水を沸かして浴びる。すると金持ちたちは猿や鼠や猫になる。

神様は金持ちの家を貧乏人に与える。そこへ猿になった金持ちが家を返せとやって来る。神様は庭石を焼きつけておくように教える。その通りにすると猿は石の上に座って尻を焼く。

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