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国頭村の猿長者の語り

古堅カメさん(国頭村字安波)

古堅カメさんは、1892年3月15日に国頭村字安波で生まれました。聞き手は、沖縄口承文芸調査団の呉屋さん、1974年8月10日の記録です。

【しまくとぅば】

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【語りの梗概】

神様が金持ちの家に宿を乞うが「今日は正月だから」と断られる。隣の貧乏人の家に宿を乞うと泊めてもらえる。翌朝、「金持ちになるのと若返るのとどちらがいいか」と聞くので「若くなるのがいい」と答える。湯を沸かして浴びると若返る。

金持ちが大なべを取りに来て若くなった理由を聞く。彼らも神様を呼び戻して同じように湯を沸かして浴びると猿になった。「猿になってもビービー来る」と言うと「庭石を焼きつけておけ」と教えられ、その通りにすると猿がその上に座って尻が焼ける。

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