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【語りの梗概】
ある日、王様が来られたのでわざわざ浜に行って大きなホラ貝を取って来て、それに湯を沸かして差し上げた。飲もうとするととても臭くて飲めない。王様は気の毒に思い、金の湯沸かし器をくれたそうだ。そしてある日、ペークーを訪ねて来られた浦添の坊主が、それを大変欲しがったのであげたそうだ。ペークーは「お金はいらんから私が君の家に来る時にはお酒を飲ませてくれ」と言って、それからペークーは毎晩、今日は首里の帰り、今日は浦添の帰りというふうに寺を訪ねて行った。これにはすっかりまいってしまい、坊主は金の湯沸かし器はいらないと返したそうだ。