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【語りの梗概】
田場大工というのは、沖縄で有名な大工だった。守礼の門、円覚寺のような手の込んだ仕事は田場大工が成し遂げ、しかも釘一本使わずに造るので、壊す時には割って壊すしかなかった。田場大工は道具を磨くのに一日、仕事をするのに一日かけていたので主は怒り、他の人に頼むからお前はもういいと断る。帰りに田場大工は「次に来る大工にこれを見せるように」と言って根を枝と合わせて池に放す。それを見た次の大工は「とても自分がたちうちできない」と去る。そしてまた元の田場大工に仕事をしてもらった。