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仲里亀千代さんの語り

遺念火(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

南風原と長堂の間にサキタル墓と言うのがある。遺念火は、きゆうす大の大きさでポーと上がる。そしてやがて二つになり、二つが四つ、八つと別れて行く。風の吹く向きとは全く関係なく、何時も同じ方向に飛んでいく。私が東風平の学校に勤めている時に4、5人で酒を飲んでいた。その時に、遺念火がすぐ側の川を横に渡っているのが見えた。はじめのうちは夜釣りをしていると思っていたが、どうもそうではなく遺念火だと知った。それから三日後にその場所で4、5歳の女の子が溺れて死んだ。

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