沖縄伝承話データベース

東村の猿長者の語り

花城トシさん(東村有銘)

花城トシさんは、1913年5月5日に大宜味村字大保羽地村屋嘉地で生まれ、9才の時に家族と共に有銘部落に移住してきました。トシさんは、この話を、お婆さんから聞いてたそうです。聞き手は、沖縄口承文芸学術調査団の荻堂さん、1979年8月3日の記録です。

【共通語】

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【語りの梗概】

金持ちのおじいさんとおばあさんのいる家に泊まらせてくださいと言ってきたが泊まらせてくれなかった。それで貧乏な家に行くと泊まらせてくれた。水を鍋に入れて薬を入れるとご馳走ができた。それをおじいさんとおばあさんにあげた。貧乏な家は裕福になったが金持ちは猿になった。猿は焼いた石の上に座ったので、猿の尻は赤くなった。

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