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【語りの梗概】
昔、ヒーダマが出た。どこかの家で火事がおこると、各家庭、容器に水を入れて門の所に置く。それを火返しという。藁を束ねたものをバケツかなにかの水の入ったものにつっこむ。今でもその習慣が残っている。直径20㎝ぐらいの火玉がガジナという所に入るのを見たので、母に言うと、部落全体に言いまわりあった。ある家で火事をおこすと、女をのぞいた部落の人々が外に出て明かりを消し、「ホーハイ、ホーハイ」と言って、北側の方から部落の各家庭をドラを鳴らしめぐり歩いた。