沖縄伝承話データベース

アカカナジャーに背負われた

伊平屋村我喜屋の西江幸徳さんの語りです

これは、私自身にあったことです。私は蛸を取っても上手、魚も突いて採るのも上手ですが、二〇才ぐらいの場合に、「かいぐう」と言う海に海に漁(いじゃり)しに行ったことがあるんですよ。行ってみたら、いつの間にか、自分が溺れそうな1メーターぐらいの深さのところを着物も濡れずに渡って行ったことがあるんです。これは、「アカカナジャーが持った」と言うてるんですがよ。このアカカナジャーが持つのは、海の上を歩く場合は人を濡れさせないそうですよ。

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