沖縄伝承話データベース

アカカナジャーと子供の目玉

語り手は伊平屋村我喜屋の伊礼ウトさんです

昔ですね、この島にアカカナジャーというのがいたそうです。お母さんが畑に行って、二人の子供を寝かして、一生懸命芋を掘っていたら、このアカカナジャーが飛び出て来て、寝かした子供の目を抜いて食べたそうです。またよくアカカナジャーっていうのは、海にもよく降りるそうです。ある人が、アカカナジャーに、「蛸は取って、いけない」と言われているのに、蛸を取ったらしい。蛸の手はね、八つあるでしょ。八つあるからこれをね、その人は、アカカナジャーとの友達を抜けるために、この蛸をアカカナジャーに投げつけたらしい。そしたら、このアカカナジャーは、まもなく消えてしまったという話もあります。

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