穴に住むアカカナジャー
伊平屋村我喜屋の仲川春市さんの語りです
私が24才か25才のときの話です。この部落の前にシムヂーというところがあって、ここの脇道からはいって山のふもとに畑がありました。その山と畑の中間に松があって、ある母親が子供を子守しながら連れて行き、松の下に寝かしつけ、自分は芋畑で芋を夢中で掘っていたそうです。そこから4、5間ほど離れたところに炭坑のあとがあって、その奥のほうへ2、30間から50間くらい入った穴の中にアカカナジャーが住んでいたそうです。昼の10時か11時頃、母親が仕事をしている間に、そのアカカナジャーが、子供のチンチンに悪戯して太くして、いなくなったという話です。
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