沖縄伝承話データベース

大宜味村の猿長者の語り

山城カナさん(大宜味村大兼久)

山城カナさんは、1895年4月17日に生まれました。聞き手は、沖縄県口承文芸学術調査団の運天さん、照喜名さん、城間さん、1974年8月5日の記録です。

【しまくとぅば混じり】

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【語りの梗概】

金持ちと貧乏の夫婦がいた。お正月の日に、神様が金持ちの家へ行き、泊めて下さいと頼むが断られる。次に貧乏の家に行くと、「食べるものもないから金持ちの家へ行きなさい」という。「それでもいいから泊めて下さい」と神様はいうと、貧乏夫婦は泊めてやる。

翌日、その神様はいなくなっていた。貧乏夫婦は若返り金持ちは怒る。すると神様は瓦を焼きつけて置いておく。金持ちは猿になり山へ逃げて行った。

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