沖縄伝承話データベース

大城常造さんの語り

火正月(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

毎日の労賃が酒二合だった。妻はそのわずかな金から壺に貯金していた。そんなことは知らないので正月が近づいて来たら、夫は心配のあまり眠れず起きては煙草を吸ったりしていた。「どうしたのですか」と聞くと、「正月というのに金もない」その時、妻はニッコリ笑って壺を出して金をこぼして見せた。夫は目がさめ以来酒をやめた。そこで、今度は妻は安心し、夫のわたす金を全部使うようになったそうだ。

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