沖縄伝承話データベース

大城常造さんの語り

チョーフグン親方(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

武士の娘が不可解な妊娠をしたので、流産させようと鉄を煎じて飲ますが、流産せず鉄の子を産み、その子が成長して、鉄の身体をもつチョーフグン親方となった。ある時、鹿児島から戦が寄せられてきたが、親方の体には矢は立たないのでどうにもならなかった。そこで理髪屋に頼んでおいて、髭を剃る時に喉元は肉だったので、そこを切って殺す。殺したという知らせが行くと、すぐに戦争をおしかけてきた。それで親方を墓から出して山の上に立てた。口からは蛆が湧き出ているのだが、薩摩の軍勢はハチャグミ(沖縄菓子・オコシの一種)を食べていると勘違いして「勝てる相手ではない」と切腹した。それで「ョーフグン親方の事を「生きて千人、死んで千人」と言われるようになったそうだ。

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