沖縄伝承話データベース

大城常造さんの語り

坊主御主(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

尚灝(しょうこう)王は隠居生活をしてから「坊主御主」と呼ばれ、畑で作物を作って暮らしていた。彼は見事な物を作るので、大変評判がよかった。ある昼下がり町へ作物を売りに行って帰って来た娘達に、坊主御主が「どうだったか」と尋ねると、「御主のが評判がよく自分たちのはさっぱり売れない」と答えた。それを聞いた御主は、すぐに自分の畑の作物を切り捨ててしまったそうだ。ある日、御主が船遊びをしていたら漁船にぶつかった。御主は「この無礼者!」と脅かすために相手の船に飛び込もうとしたんだが、謝って海に落ちてしまった。

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