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【語りの梗概】
尚円王は若い時は伊是名で百姓をしていた。伊是名の1番高い所はイジュンというが、そこに尚円王は田んぼを作った。尚円王は田んぼの管理もよく、この人の田んぼは水は減らず毎年豊作だった。他の人の田んぼはよくできなかったので、「あいつは夜、他の人の田から水を汲んでいる」と恨まれるようになり、しまいには殺されそうになった。それで尚円王は沖縄の山原に逃げ、山原から中頭の西原に逃げた。それで魚売りをしていたが。西原按司には娘が1人いたが、ある三世相が「ここからある家いる魚売りを婿にすれば家も栄えていく。汚くともここから魚売りをしている男を婿にしなさい」と言った。「そうか」と西原按司はこの魚売りを呼んだ。魚売りはここでも呼ばれて殺されるのかと心配していたが、行って見ると西原按司の婿になって、ここの土地を治めて欲しいということだった。それで承知した。知恵があったので、首里から認められ首里に勤められるようになり、優れているので引き上げられ、相談役にまでなった。尚徳王の時代に相談役になったが、尚徳王は政治に無関心になって意見が合わなくなって辞めた。