沖縄伝承話データベース

与那城カマドさんの語り

夫振岩(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

男には傷跡があり、女は美人だった。男の家と女の家は二人を夫婦にさせようとしたが、女は、「こんなカンパチ(傷跡)があって顔も悪いのはいや」と言ったので、両方の家で話し合い、男の親がその男をサバニ(小舟)に乗せ、女の親がその女をサバニに乗せて夫振岩という所に連れていき、二人を置いて親たちはサバニに乗って帰ってきた。夜になり寒くなってきた。この女が「寒い」と言うと、男は「ここに寄っておいで」と言って自分の着物を着けさせた。それで、女は「自分の着物を着けさせるとは人情があるね」と言って、その男が好きになった。そして、その日から夫婦になった。

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