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【語りの梗概】
八月になると八月十五夜はカシチがあるわけですね。そのカシチ用のカーサ(葉)がゆうなの葉で、その御用があったらしい。そしたら、あの時の上の者たちは、わいろがないとなかなか受けつけなかったらしい。それでなんくせを言って、なるべくその金をとろうとして「お前たちの葉は虫が食っているのでできない」と言って返されたらしい。(それでバーマは)「それならあなた方がそろえている葉を見せてください」と言った。だが、やはりカーサは同じように虫が喰っていた。バーマが「なぜ、私たちのをとらないのか」ときくと、役人は「これは虫が喰っている」と言ったので、バーマは「これはっ虫に喰われているんだ、虫は喰っていません。」と言って、それをおしとおしたらしい。