沖縄伝承話データベース

比屋根定知さんの語り

勝連バーマ 十日月(共通語)

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【語りの梗概】

勝連バーマは勝連の掟(ウッチ)で頭も良く力もあった。ある時、中城の御殿の前に龍譚池を作ることになり、各間切りに賦役が課せられた。勝連から首里までは遠いので、勝連バーマがつれた勝連の人たちが遅れて着くと、役人は怒ってその分まで遅く仕事をするように言った。勝連バーマはそれでは月が上がるまで仕事をしますと答えたが、ちょうど旧の十日で、十日の月が早く上がると、勝連バーマは、もう月が上がりましたから帰りますと勝連の人たちを連れて帰ってしまった。

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