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【語りの梗概】
昔は百姓、侍の身分があって、百姓と侍は結婚しなかった。私のお爺さんの話だが、首里から降りて来た人とよその村の女が結婚することになった。そのころよその女と結婚することは少なく、結婚する時には馬手間を払わなければならなかった。女の字の方から千貫の馬手間を出すように言われたが、とても高すぎて出すことが出来ず、村吟味をすることになった。嫁を取る人が、「それならその女を村の中のだれかが嫁にする気があるのか」と言うとだれも答えなかったので、馬手間は出さなくても良くなった。