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【語りの梗概】
私の部落の古謝小のお爺さんは、昔、唐旅に歩いていたらしいです。だから、唐字が良く分かりよったらしい。この人が海で網打つときは、今のようには着物がないから、ぼろの着物でやりよったんですよ。そしたら、野国総官の碑文を学校の先生達が読むというだが、漢文だから読みにくい。それで、みんな分からないでいたら、「ダーダー、青年達、私が読んで聞かせよう」と言ったんだが、姿恰好がそうしているので、「くそ爺がそれが分かるね」とそういっているうちに、そのお爺さんが全部読んで聞かしたら学校の先生方はびっくりして後に下がったらしいよ。頭がいい人だったら、その偉くても下がると言う話です。