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【語りの梗概】
塀の上に釘を出してあるのを北谷シベーが見て、家の人にわけをきくと盗人にはいられないようにするためだという。シベーは「いやこれでは逃げられる」と言い着物を濡らして、その釘の上にかけて逃げてみせた。それからその家は釘の代わりにガラスのかけらを塀の上に置くようになった。またカケ試し(勝負)に来た人がいた。北谷シベーは畑に行っていたが、それを聞くと、仕事に使っていた牛を担いで帰ってた。勝負をしに来た人は、それを見て逃げて行った。あたある力勝負のときは、北谷シベーが大きな石の火鉢を片手で出したので、逃げて行った。またある時は、北谷シベーが山で木を運んでいると山当(ヤマアタイ)に見つかった。降りてくれば何もしないと山当が言うと、北谷シベーは逆さになって降りてきた。