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【語りの梗概】
夫(男)が、尾類(ジュリ・娼婦)と夫婦になろうと約束していたが、男は妻を娶り子供もできた。尾類は死んでしまった。本妻に子供ができたので、尾類はお化けになって、「私はこれのためにこんなふうになったから、ぜひ邪魔をしに行こう」と言うと、墓の中で尾類アンマーが、「お前はどのようにして、その子の命を取るのか」ときく。尾類は、「一回クシャミをさせたらどうにか取れるだろう」と言った。その話をこの家の親戚が聞いていて、「大変なことになった」と言って、その人は先に赤ちゃんの方へ行き、「この赤ちゃんがクシャミをしたら、みんなでチンクスクェーと言いなさいよ」と言った。「どうしてそんなことをするのか」ときくので、「尾類が赤ちゃんの命を取りに来るよと話していたから、クシャミをしたらチンクスェーと言いなさい」と言った。それからその尾類はアンマーのところへ行った。アンマーは、「言っただろう。お前が命を取ることはできないよと言ったではないか」と言った。その尾類は身体が砕けて亡くなってしまった。