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【語りの梗概】
これは粟国での話である。イキー(兄)は人間を食べて鬼になってしまったのでウナイ(姉)は、「一般の人をこんなふうに食べさせてはいけない。自分はどうなってもいいから」と考えて餅を作ってフデンヌ崎という粟国の崖に連れて行った。そして、兄を崖の方に立たせて、自分は奥の方にいた。姉が下を見せていると、「姉さんそれは何ですか」と弟が聞いたので、「ここ(上の口)は餅を食べる口、下の方は鬼を食う口だよ」と言って崖から落とした。