沖縄伝承話データベース

百合若大臣の語り

宮平春幸さん(多良間村字仲筋)

宮平春幸さんは、1912年01月12日に多良間村字仲筋に生まれました。春幸さんは、自分の語りを「百合若デーズ」と呼んでいますが、それは百合若大臣そのものの話ではなく「働くことなく寝てばかりいる人」のことを多良間では「百合若デーズ(大臣)」と呼ぶということで、多良間で百合若大臣の話がくらしのなかに生きていたことを示す貴重な証言です。聞き手は沖縄国際大学口承研の阿波根さんと嘉味田さん、1978年8月6日の記録です。

【共通語】

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【語りの梗概】

百合若は、仕事もしないで眠ってばかりいた。多良間では「昼夜酒を飲んで寝たり起きたりするだけで、働かない者」を「ユリアカデーズ」という。

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