沖縄伝承話データベース

玉代勢百豊さんの語り

一吹き家(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

左敷間切にある兄弟がいた。金遣いの荒い弟と金を貯めるのが上手な兄がいる。弟は、煙草も吸うし、酒も飲んでいた。兄は酒も飲まず、煙草も吸わない。その金は蓄えて、立派な家を建てるためである。後に兄は立派な家を建てる。ある日、兄の家が火事になる。野良仕事をしている弟のところに、村人が来て、「君の兄の家が燃えているから速くしないか。」という。そこで弟は、「あれは兄さんが今まで吸わなかった煙草の分を今、吸っているのだよ。」と皮肉を言ったという。

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