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【語りの梗概】
島根殿の御願所をつくったのは昭和12年だった。材料が手に入らないので県にお願いすると材料の援助は殿だったらできないが、御嶽だったらできるということだった。殿(トン)と御嶽のどちらかわからず困っていると。県では殿には火の神があるところで、御嶽は香炉のあるところだと教えてもらった。それなら香炉があるから御嶽だということになった。神の名前は調べてみるとシモタチガミ(下立神)ということがわかった。これはわたしがシナ事変から帰ったときのことだからよく覚えている。この御嶽は島根殿と呼ばれている。