沖縄伝承話データベース

城間亀助さんの語り

熱田マーシリー(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

昔ある男がいたが、ある美人にすっかりほれ込んで、すぐに結婚を申しこんだ。すると女は「二頭の馬に鞍一つかけて一人で乗ってくるように」と謎をかけて、男を帰した。樽金は、孕んでいる牝馬一頭に一つの鞍をかけて連れて行った。次は「二重が一重になる頃来なさい」と言った。それはつまり、目を閉じて一重になる頃、つまり夜に来なさいという意味だったので、夜に行くと、小刀と竹と米が出てきた。これはどういうことだろうと思ったが、小刀で竹を割って箸を作ってた食べなさいということだろうと思ってその通りにした。しかしそれは、小刀はシーグのことで、竹はダキ、米はクミだから、シグ、ダキ、クミで、すぐ抱きなさいとの意味であった。女は怒って男を追い返してしまった。男は落ち込んで病気になって死んでしまったという話。

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