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【語りの梗概】
大主神社には女5人、男7人の子供がいた。その末子がマッサビと呼ばれる美女だった。そのマッサビを嫁にしたいと石垣島のオモト岳の神が求婚した。マッサビは島外の人とは結婚しないと断わったが、オモトの神はマッサビを八重山に連れて行き、おもと岳の頂上に6ヶ月閉じ込めた。それでもマッサビは拒否して、池間の帰ろうとオモト岳を降りようとすると、オモト岳の神は大雨を降らせたので、マッサビは水に流されて死んでしまった。そのマッサビを祀ったのがナツブア御嶽である。後にオモトの神は新しい舟を造るが、その舟の前の方はマッサビの胸のようで、後ろのほうはマッサビの尻のように美しいと、その舟を見て歌ったという。この歌は八重干瀬に行く時の舟漕ぎ歌になっている。