沖縄伝承話データベース

前泊徳正さんの語り

宮古節由来(共通語)

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【語りの梗概】

ある夫婦がいた。夫は「丙午」の日に行事を作って島のみんなで楽しむように、と遺言して亡くなった。また、妻も丙午を吉日にしてクイチャーで踊って、と遺言して亡くなった。それで人々は8,9月の農繁期の終わった時期に、島挙げて楽しむことになった。丙午のことを方言でツーヌウマというが、このツーはお母さんのおっぱい、ウマは母という意味で、乳は食っても食っても食い尽くすことがないことから、丙午に宮古節を行うようになったという。池間島では昔、7年間不作が続いたが、師範者がナカホヤヌ主に代わった時期から、8年間豊作が続いた。村の人もこれは目出度いからと宮古節の祭りを始めた。

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