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【語りの梗概】
ユーサが島の北端の岩の上で子供を産んで、その子供に餌をやるためにイラビシに行った。そこでリーフの上を歩いていると、シャコ貝に足を挟まれた。ユーサが許してくれと言っても、シャコ貝は離さない。あなたの好きな物を何でも上げるから、とユーサが言うと、シャコ貝は離してくれた。ユーサは逃げる時、糞をシャコ貝にかけて飛び立っていった。ユーサは居所を変えようと、まずンタガーというところに行って、次に元前井戸(ムッドゥマイガマ)に行って、一休みした。出発して、子供のユーサが母ユーサを背負って飛んでいるのを見て、子供たちがからかった。大浦湾に行って、大浦ナガバナリで休んでいると、子供らがたくさん来た。危険を感じた母ユーサが、子供たちに、久松に行ってナガバナリで生活しなさいと言って、子供を逃がした。大浦に残っていた母ユーサのところに、子供たちが釣り針でユーサを釣ろうとやって来た。この子供たちの餌に、母ユーサは食いついてつかまり、その子供たちに一生世話になって暮らした。