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【語りの梗概】
ムイスク御嶽というのは、ナナムイ御嶽の後ろにあるので、ムイスクという名になった。200年ほど前、支那の留学から帰った今帰仁の人が、船で本島に帰る途中、台風に遭い遭難した。その時、池間の大浜の浜に漂流した。それからその浜を大和浜(ヤマトゥバマ)と呼ぶようになった。池間の人々は今帰仁の男の人を大和の人だと思っていたので、この名が付いた。この男は山へ行って生活した。そこでは酒などを造っていた。男は酒を造って自分も飲みながら、島の人にも分けてあげていたので、その人が亡くなってから、その人をお酒の主として祀った。これがムイスクの神である。