沖縄伝承話データベース

前泊徳正さんの語り

マズムヌと人間(共通語)

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【語りの梗概】

ある日、男が大嶺バカ(ウニミバカ)のマズムヌと友達になり、魚を取りに行った。この人間はずる賢いので、自分は魚の中身を取って、マズムヌには皮ばかりを上げていた。マズムヌが家に帰ると、家族が「毎回皮ばかりもらって来て、お前は騙されている」と言う。マズムヌはなるほどと思い、今度会ったら人間を殺す、と答えた。このやり取りを聞いていた人間の男が、自分が殺される前にマズムヌを殺そうと家に火をつけたが、逃げられれてしまう。すると、今度はマズムヌが「自分たちは家もないので泊めてくれ」、と人間の男の家に泊まりに来た。 人間の男は1つの家を貸したが、今度こそと思い、家に火をつけ焼き殺してしまった。

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