沖縄伝承話データベース

前泊徳正さんの語り

七社神由来(共通語)

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【語りの梗概】

七百年ほど前、12名の人が伊良部と来間の間を通って下地に着いた。12名のうち一人はそこに留まって下地前浜の神になった。他の11名は各地を転々として、その中の一人が目黒盛豊見親に仕えた。これが大主(オハルズ)である。残り10名も目黒盛豊見親にお指示によって10ヶ所の神になった。オハルズは池間に派遣されてイケヌマーズメガという女の人と結婚し、10名の子供を産んだ。一家はオハルズの森で生活し、その屋敷あとや豚小屋のあとも現在でも残っている。オハルズは人格神で、ナナムイは想像神である。池間では、ナナムイの神には関心はある(信じている)が、オハルズには関心はない。オハルズは支那と倭寇が戦争した時の敗残兵ではないか、と話者は語っている。

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