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仲宗根成長さんの語り

子供の寿命(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

19歳の青年が働いていると、そばを通りかかった人が「かわいそうに、この若者は今年いっぱいの命だ」と言う。青年はそれなら働いても仕方がないということで、家に帰り、そのことを父親に話す。父親は早速その人を捜す。「アコウの木の下で、神様達が集まって碁を打っているから、そこへ酒とご馳走を持って行き、黙って注いで回りなさい」と言われる。その通りにする。帳簿の神が、「今日は碁を打っていて忙しいから、帳簿を開くひまがない」と言う。すると、もう一人の神が、人のご馳走を食べたのだから、直してやりなさい」と言う。帳簿の神は「帳簿が汚れるからいやだ」と言う。19の1にoを書き加えるだけだからと言われ、そのようにする。それで99歳の寿命を得る。

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