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仲宗根成長さんの語り

蛇婿入(共通語)

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【語りの梗概】

毎晩、どこの人かも分からない男がやって来て一緒に寝ていた。そのことを隣の婆に話すと、婆は「機を織る糸を針の先につないで、それを男の着物の襟に刺しておきなさい。そしてその糸をたどって男の居場所を確かめなさい」と言う。言われた通りにして糸を頼りに行くと、ツカサヤー(神社)にたどり着いた。行ってみるとそこの神様の片目から血が流れ出ていた。それでそのことをまた隣の婆に話すと、「それなら三月三日になったらモグサを取ってきて、それを米や粟といっしょに炊き、それを食べて浜に降り、七ボウ七トカイ(海岸の突き出た所?)を回り7回飛び上がりなさい」と教えた。そのようにすると、飛び上がる度に蛇の子が1匹づつ出てきたそうだ。それで三月三日になるとみんな浜に降りるようになった。

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