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仲宗根成長さんの語り

明治前後のこと(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

昔はブンミャーといって今の役所のようなものがあった。そこには村長をはじめ各種の役人たちがいた。役人は平民を集め、15,6歳頃になると海に連れて行き、魚を捕らせて自分たちの物にした。平民の畑も取り上げて自分の物にしていた。その頃は男も女も49歳まで働かせ、50歳になると税金も免除した。女たちは司という人が係りをして機織りをさせていたが、言うことを聞かないと手足を縛り罰をした。また、(役人たちは)きれいな女を見ると無理矢理に連れてきて自分の妻にした。明治8年頃になって内地からナカムラ?という旦那がやって来て、もう日本になったんだからといって男の人たちの髷を切らせ、親分(役人たち)も辞めさせた。そして平民たちを集めて真珠貝を養殖させた。その次にマルイチ?という人が来て、久松に住んでいて真珠の養殖に携わっていた。

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