沖縄伝承話データベース

うるま市石川の猿長者の語り

山城カツさん(うるま市石川山城)

山城カツさんは、1912年12月21日にうるま市石川山城で生まれました。聞き手は、沖縄口承文芸学術調査団の謝花さん、1982年8月3日の記録です。

【しまくとぅば混じり】

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【語りの梗概】

金持ちの家に白いひげをはやした老人(神様)がきて泊めてくれという、金持ちは屋敷がないといって追い払う。隣の貧乏にんの家ではお正月なので、さといもを一株掘ってきて、今日は親いもを、明日は子いもを食べようと話している、老人はそこに行って泊めてもらう。

老人は一晩とめてもらったお礼に、おふろをわかしてあびなさいといってかまどの方に消える、貧乏人夫婦がおふろに入ると若くなり、子供も生まれ、栄える。

金持ち夫婦は、貧乏人夫婦に教えられ、おふろに入るとネズミやビーチャーや猿など動物になった、貧乏人夫婦が、お金持ちの家に住むと動物たちが出て来て困った、白いひげの老人に相談すると、老人は「家の入口にカンレイシをやいておきなさい」という。それを焼いておくと、猿がその上に座って尻が焼けて赤くなった。

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