沖縄伝承話データベース

うるま市石川の猿長者の語り

饒波マヅルさん(うるま市石川前原)

饒波マヅルさんは、1892年9月30日に那覇で生まれました。聞き手は、沖縄口承文芸学術調査団の比嘉さんと池原さん、1982年6月13日の記録です。

【しまくとぅば】

※Flash Playerがインストールされていないと、正しく再生できない場合があります。

【語りの梗概】

金持ちの家と貧乏人の家があった。ある爺さんが汚い着物を着て、杖をついて金持ちの家に「泊めてくれ」と言うと、その家の人は「年の夜に他人を泊ることはできない」と追い返された。それで、その人は別の家に行き、「泊めてくれ」と言うと、泊めてくれた。

そして、泊めてくれなかった金持ちの家の人を皆、猿にしてしまい、石を焼いてその石の上に座らせた。それで、猿の尻は赤くなった。貧乏人の家は金持ちになった。

>>  猿長者 TOP