萩堂ナベさん(うるま市石川前原)
萩堂ナベさんは、1904年1月1日にうるま市石川前原で生まれました。聞き手は、沖縄口承文芸学術調査団の下田さん、1982年3月14日の記録です。
【しまくとぅば】
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【語りの梗概】
貧しい老夫婦が、「ここは金持ちであるから御馳走もたくさんあるが、自分達は貧乏人でご馳走もなく肉も米も買うことができなくて何もないから、火正月をしよう」と言って、薪を取って来て火正月をしていた。そこへ神様が下りて来た。そして神様が薬を入れたら肉ができ、米も入れているようではないが、御飯もたくさんでき、おじいさん、おばあさんは大変喜んで正月を一緒にやった。また、そのお湯で浴びると若返った。すると、隣の金持ちがやって来て、「あんたたちはどうやったら若返った」と言うと、欲張りな者達は(神様を)追いかけて行って、アカマイザールーになった。