沖縄伝承話データベース

喜原カナさんの語り

税金を奪われた話(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

平安座の下門という人がおり、その人は学問を知っていた。また、池味にイチン屋という人がおり、その人は学問を知らない人であった。その人が土地台帳を収める時に、下門の人が自分の台帳は少なかったので、多いイチン屋の台帳と取り替えてしまった。すると、下門の人が神がかりのようになって病気になったので、それを治そうとしたが治せないので、今度は坊主に頼んだ。村中集まった時に、「イチン屋の土地を盗んだ人が来たよ」と言われ、その人は田に落ちて泥だらけになっていたという。その人の子供が直ぐに亡くなったという。その人がどうなったかは分からないという。それで「誠の上に弓は立たない」という。

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