あかずきん
世界みんわ絵本シリーズ樋口淳 文・片山健 絵|ほるぷ出版|定 …
ここに紹介するのは、民話の森の編集代表・樋口淳が執筆などによって関わった日本の民話絵本、外国の民話絵本、厚木の民話絵本などの八冊の絵本です。
日本の民話絵本は、松谷みよ子さんを中心にした企画で、当時松谷さんが主催していた「文庫」に集まって30冊あまりの絵本の原稿検討を重ね、絵描きさんを選定した楽しい作業の結果でした。
松谷さんに絵本の作り方を一から教えていただきました。
外国民話の絵本は、やはり松谷さんの協力を得ましたが、日本民話の会の外国民話の研究会を中心とした独自企画で、ほるぷの編集者・松井さんと組んで考えた、20冊のシリーズです。
厚木の民話絵本は、厚木市立図書館の司書のみなさんとの共同企画で、厚木の民話や民俗の聞き取り調査を行い、絵描きさんを選定して5冊のシリーズを刊行しました。
「ほういんさまときつね」は、フレーベル館の編集者・熊谷さんとの共同企画で、赤坂三好さんの絵を中心に十数冊を刊行しました。
このほかに、世界文化社の月刊誌「ワンダー絵本」の企画で、梶山俊夫さんと相談しながら仕上げた韓国民話「ほらんがむて」は、とても楽しい仕事でした。
いずれの絵本にも、松谷みよ子さんのお力添えと助言があり、いまでも感謝の気持ちでいっぱいです。