沖縄伝承話データベース

川満正栄さんの語り

魚女房(共通語)

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【語りの梗概】

独身の男が漁に出て魚を釣ってきて、それを水かめに入れて飼っていた。男が畑から帰ると、美しい女が機織りの側にいた。どうしたかと聞くと、「あんたの妻になりたい」と言って二人は夫婦になり、子供もひとり出来た。ある日、男が酒を飲んで妻と喧嘩し、「お前はもう海に帰りなさい」と言うと、妻は「帰ります」と言って海に入る。最初は膝のところまで水に浸かり、「行きますよ」と言うと、男が「行きなさい」と言う。次に腹のところまで、そして首のところまで浸かり、仕舞いにはとうとう魚になって海の中に消えてしまった。

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