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【語りの梗概】
アカラは人間。アカラと鬼が漁に出る。アカラの方がどんどん釣れたので、鬼が「どうすれば、たくさん釣れるか」と尋ねる。それで、知恵者のアカラは、「櫂で舟を叩くからだ」と答える。すると、土の舟に乗っていた鬼がその舟を叩いたので、舟は割れて沈んでしまった。アカラは先に家に帰ってしまったので、鬼は泳いで岸にたどり着いた。鬼がアカラの家へ行き、「お前は自分を助けなかったなあ」と責めると、アカラは「いや、自分は海になど行っていない。ここで俵を編んでいた。この俵に入ると温かいよ」と言って鬼をだます。ずぶ濡れになっている鬼は、「自分もその中に入れてくれ」と言って中に入ったので、アカラは俵の口を閉め、それを海に持って行って投げ捨てたので、鬼は死んでしまった。