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【語りの梗概】
ハリマ大殿の子供は大変武勇に優れていた。土原豊見親は、「その子供がいつかは謀反を起こすだろうと考えハリマ大殿に、子供はいつでも飛ぶことのできる術者で、多良間西南にあるライ病患者の住む所にいる美女と付き合うために、わざと自分の指を詰め包帯を巻いて、誰が見ても自分がライ病患者だと思わせている」と讒言する。それを聞いて怒った父親は、子供が家に帰ってくるときを見計らって、門で待ち伏せ、斬ろうとする。子供は父親に斬られるよりも自分で死んだ方が良いからと自害する。